2022年07月30日

てくてく散歩@鳳凰三山+北岳

暑い夏が真っ盛りとなっています。
こうも毎日が猛暑となると、休日の外出が億劫に感じてしまいます。エアコンの冷風に当たりながらアイスコーヒーをちびちびやっていますと、『これでいいのか?』と疑問が湧いてきます。答えはダメなのです。
思いきって外に飛び出し、暑い夏を満喫せねばなりません。

と言う訳で、真夏の南アルプス限界日帰りツアーを計画し行って来ました。
…結果はヘロヘロのグデグデとなりましたが、良い思い出を作ることができ満足なのでありました。

07月30日 晴れ時々曇り メンバー:1人
DSC_2466
(6:04)
甲府駅発の早朝バスに揺られ、スタート地点となる夜叉神峠へやって来ました。ここですでに標高は1380mありまして、いい感じに涼しくて気持ち良い場所です。
準備を整えたら、グリグリと登山道を登ってゆきます。涼しいうちに標高を稼ぐのが狙いです。暑くなる前に進みましょう。

DSC_2470
(8:14)
緑のカーペットが心を癒してくれます。序盤はひたすら樹林帯を歩くので、日陰が心地好く集中して前進に専念できます。

DSC_2472
(8:51)
南御室小屋を過ぎた辺りで、ナニやら騒がしい音がします。おや?事故でもあったのかな…と思ったのですが、薬師岳小屋の荷揚げ作業のヘリコプターだったみたいです。

DSC_2473
(8:52)
振り返って見れば、素晴らしいパノラマ風景が広がっております。これぞ南アルプスと言う景観です。どれがどの山か分かりませんが…雄大で素敵ですね。

DSC_2476
(9:04)
ほぼ予定通りに事は進み、薬師岳に到着しました。日差しがジリジリと照りつけてきますが、心地好い風が清涼感を与えてくれます。

DSC_2478
(9:22)
次いで観音岳に来ました。山頂付近に珍しげなプレートがあったので、記念に写真を撮ってみました。味わいのある手作りプレートです。
序盤に調子に乗り過ぎたらしく、足が早くも品薄状態になってきました。おにぎりを頬張り進みましょう。

DSC_2482
(10:10)
やや遅れ気味ながら地蔵岳に到着です。…ヒィヒィとやって来た山頂は、見事なまでにガスっていました。でも日差しが遮られて、涼しいので助かりました。

DSC_2483
(10:17)
少し待機していたら、ガスが流れて絶好のシャッターチャンスが。センスがない割には良い写真が撮れたと満足しています。
その後は白鳳峠を乗っ越して、猛烈な下り坂を転がり落ちてゆきます。

DSC_2486
(12:07)
膝が…膝が割れそーだ…。何とか広河原へたどり着きました。想像以上にダメージが深くて、早くも意気消沈なのですが移動しましょう。
おにぎりを食べながら、野呂川の橋を渡って向こう側へ。

DSC_2488
(12:13)
北岳への登山口に来ました。また山に登るのかと思うとウンザリしてしまいます。お昼時とあって気温は高く、汗まみれの状態です。
重たい足をひきずる様に、登山道を進んで行きます。…あぁ、エアコンの風に当たりたい。

DSC_2492
(13:02)
池です。池に来ました。
暑さと脱水状態により、感動を覚える感覚が失われいます。『まだここかよ~』とぶつくさ言いながら、草スベリの激坂を登ってゆきます。この時間帯が1番厳しかったです。もうヘロヘロのヘロヘロ…。

DSC_2494
(13:49)
なんの山かは分かりませんが、写真を撮ってない事を思い出しパチリ。
予定していた時間よりも遅れ始め、苦行の様な行程を組んだ自分に腹が立ちました。

DSC_2496
(14:17)
あ~ぅ~…ようやく北岳山頂です。この時ばかりは喜びに満ち溢れました。『もう、登らなくていいんだぁ』…激坂からの解放の瞬間です。
しばし、その場で放心状態となってしまいました。

DSC_2498
(14:53)
小太郎山の分岐まで戻って来ました。『あとはアレだけだ!』時間的には絶望な時刻となっていますが、行ける所まで行ってみましょう。
…比較的に近くに見えている小太郎山ですが、これが大誤算でした。

DSC_2499
(15:11)
あのトンガリの向こうが山頂なのですが、なかなか近づけずにタイムアウト。重たい足では到底無理な距離でした。
16:40分が広河原の最終バスの発車時刻です。急いで引き返して、来た道を戻って行きます。
『ヤバイ、ヤバイ』最終を逃したら、とんでもない事になってしまいます。

DSC_2487
(16:27)
ギリギリに下山できました。発車の13分前です。汗を拭き取る間もなく、乗車チケットを買って飛び乗りました。周りの乗客の方達の好奇な視線を浴びながら、甲府駅へと戻ってゆきました。

『あ~しんどかった…』

楽しむ目的で計画したのですが、結果は真反対の感想となりました。ゆっくりと鳳凰三山だけで良かったのかもしれません。
距離や標高よりも、時間に追われるのが1番キツイと思いました。行けずに終わった小太郎山ですが、リベンジは多分しません。もうお腹がいっぱいです。

ひとまず無事に帰って来られて安心しました。

南アルプスの大自然に感謝であります!

kuntakinte1980 at 23:22|PermalinkComments(0)

2022年04月24日

てくてく散歩@奥武蔵ぐるっと

久しぶりに奥武蔵へと行って来ました。
晴天にも恵まれて、楽しい1日となりました…

と言いたいとこなのですが、ツラい…ツラい1日となってしまいました。
前にもやったことのある【奥武蔵50kトレイル】を今回も計画したのですが、コース中盤から胃腸の調子が悪くなり…リカバリー出来ずに逆流性食道炎になってしまいました。
情けないことに、ゲゲゲの鬼太郎状態になってしまい、結果は途中でドロップアウトとなりました。
原因はよく分かりませんが、身体の調子を気遣う重要性を再認識しました。今回を糧に次回へ繋げていこうと思いました。

4月23日(土) 快晴 メンバー:1人
DSC_2326
(5:56)
元気よく始発電車に乗り、早朝の西武線高麗駅へとやって来ました。澄んだ青空が広がって、とても気持ちいいなかスタートします。

DSC_2328
(6:43)
日和田山、高指山を越えて物見山へ。朝の山の新鮮な空気を存分に浴びて、快調に進んで行けています。まだ朝早いのですが、ちらほら他のハイカーさんも歩かれていました。

DSC_2329
(6:58)
北向地蔵で1日の安全を祈願します。『今日もよろしくお願いします!』…この時に胃腸の方もお願いしとけば良かったのかもしれません。
そもそもお地蔵さんにしてみれば、知ったこっちゃないでしょうけど。

DSC_2331
(7:24)
お馴染みユガテに来ました。ベンチをお借りして菓子パンをいただきました。爽やかな風が吹き抜けて、快適な休息となりました。

てくてく。

DSC_2335

DSC_2334
(9:29)
エビガ坂、越上山、顔振峠を順調に進み、関八州見晴台へと来ました。さすが見晴台だけあって、素晴らしい眺めが堪能できます。地理に疎いのでよく分かりませんが、関東平野が一望となっています。

DSC_2339
ロードとトレイルを行ったり来たりしながら、進んでゆきます。やっぱ舗装道路は走りやすいですね。凹凸がないので楽です。

DSC_2340
(10:19)
飯盛山、ぶな峠、ツツジ山を乗り越えて刈場坂峠へ到着しました。自分としてはいいタイムで来られています。少し気温の高さが気になりますが、ここまでは体調良く問題はありません。
菓子パンを食べて、後半戦へと進みます。

DSC_2342
(11:04)
私のお気に入りのスポットであります、旧正丸峠でございます。いい感じにひっそりとしていて、心が落ち着くのが分かります。
ここから猛烈なアップダウンが続きます。ヒィヒィと喘ぎながら乗り越えます。

DSC_2346
(13:10)
幾つもの急坂に耐えながらも、子ノ権現へやって来ました。ふぅーしんどい。
このあたりから胃がモヤモヤしてきました。異変には気づいていたので、少し長めに休息を取り、水分や塩分など補給しました。

DSC_2348
(14:26)
ペースを抑えて、ゆっくりを意識してはいるのですが…胸のムカムカが増長してきました。イヤな予感がします。胃袋を握られているような、この感覚は…

てくてく。

DSC_2350
(14:48)
騙し騙しなんとか大高山に上がって来ました。予感は的中しつつあります。残り15kmほど…不安で仕方ありません。

大岩の分岐点でついに強烈な吐き気を感じました。これまでに摂取したモノが、全部出てしまう勢いで…ゲゲゲのゲー。
こうなってしまうと、もうお手上げです。胃袋があらゆるモノを拒絶してしまい、ハンガーノック&脱水へと引きずり込まれます。

あぁ…最悪だ。

DSC_2352
(15:38)
ヘロヘロになりながら天覚山までたどり着きました。足が鉛のように重くなり、すぐに息が上がってしまいます。…どーしよう。
残りは約10kmほど。東峠、久須美峠、多峯主山まで行って高麗駅の予定ですが…

心が折れてしまい、東峠で終了。

ヘロヘロな身体を引きずり、東吾野駅まで何とか移動しました。喉が渇き、脱水状態なのですが飲むことが出来ず…非常にツラい。
結局は家に帰って、少しの仮眠を取るまで食道炎の状態は続きました。 

IMG_20220424_210901_129~2
その後いろいろと考えてみましたが、理由は分かりませんでした。熱中症?負荷ストレス?胃酸過多?…ただ1つ分かったのは、気づいた時点で止めるべきでした。早いうちにストップさえしとけば、こんなしんどい思いをしなくて済んだと思います。

やめる勇気。

この教訓を忘れないように!

ともあれ無事に下山できた事に感謝です!

kuntakinte1980 at 23:58|PermalinkComments(0)

2022年04月10日

てくてく散歩@丹沢主脈

春シーズン到来。
ポカポカ陽気に青い空。とても気持ちの良い季節となりました。
先週は箱根のガイリーンを半周ほど歩き、知人と箱根の春を満喫しました。今回は1人で丹沢の主脈縦走路を歩き、素晴らしい景色と春を堪能してきました。
毎度の事ながら…欲張りすぎて少しバテてしまいましたが、楽しい山歩きが出来ました。

4月9日(土) 快晴 メンバー:1人
DSC_2299
電車を乗り継ぎ、小田急の渋沢駅よりスタートします。市街地を抜けて、だんだんと丹沢の山々が見えてきました。澄んだ青空に稜線がくっきりとしています。
大倉登山口より尾根道を登って行きます。晴天ともあって、たくさんのハイカーさん達が歩かれていました。

DSC_2302
階段地獄を登り切り、最初のピークとなります塔ノ岳へと上がって来ました。ハァハァ…
山頂には爽やかな風が吹き抜けて、とても気持ち良く休憩できました。
さて、ここから主脈路を歩きたいと思います。

DSC_2303
日高を乗り越え進んでゆきます。いい眺めですね。前回ここを歩いた時は、吹雪混じりの猛烈な風に苦しんだのですが…今回は穏やか。春を実感いたします。

DSC_2304
丹沢山に到着です。少しですが残雪が見えています。足元のぬかるみに注意しながら、主脈路を進みたいと思います。

DSC_2306
丹沢山塊の主峰・蛭ヶ岳へ続く稜線です。なかなかのアップダウンがあり、風もやや強めとなっており歩き応えがあります。
ここまで来るとハイカーさんの数もめっきり減り、淡々と独り歩きに没頭できます。

DSC_2307
薄雲で隠れていた富士山が頭を見せてくれました。…少し分かりづらいですが。
登山道にはモリモリと残雪があり、ぬかるんだり、ツボ足になったりと難儀しました。
不動ノ峰、棚沢ノ頭、鬼ヶ岩ノ頭と要所が続きますが、パノラマの景色を眺めながら飽きずに歩けます。

DSC_2308
蛭ヶ岳の山頂に着きました!花より団子…まずはおにぎりを食べて空腹を満たしたいと思います。少し風がありますが、最高な景色が360度楽しめます。モグモグしながらキョロキョロしていました。
さて、主脈縦走路はまだ続きます。準備を整えたら先へと進みましょう。

てくてく。

DSC_2309
お馴染みの分岐点となります、姫次へと来ました。なかなかの高低差に少し気持ちが凹みましたが、気持ちの良いポカポカ陽気が癒してくれました。

DSC_2310
八丁坂ノ頭を抜けて黍殻山に来ました。ひっそりとした雰囲気のある山頂です。…これと言った見所もないので次へと移動します。

DSC_2311
焼山に到着です。ここの山頂には展望塔があるのですが、老朽化のためなのか利用禁止となっていました。ちょっと残念でしたが、それでも良い眺めは見られます。
後少しで下山となります、西野々を目指してグリグリと下って行きます。

下山完了とはなりましたが、まだお昼の12時です。さて…
付近のセブンイレブンでおにぎりを買い足し、もう少し歩きたいと思います。

てくてく。

DSC_2312
石砂山へとやって来ました。小粒ながらピリッとした登りが味わえました。日差しがさんさんと降り注ぐ気持ちのいい山頂です。
なんだかお昼寝したくなりますね。

一度山を下り舗装道路を進み、大石神社より再度登山道へと入って行きます。

DSC_2313
グリグリと坂を登って石老山にやって来ました。…ヒィヒィ。
標高は700mなのですが、けっこうしんどい思いをいたしました。おにぎりをモグモグと頬張りながら、先ほど歩いて来た丹沢山塊を眺めます。
顕鏡寺方面の登山道は通行止めなので、大明神方面から下山します。なかなかの急斜面の下りに膝が悲鳴をあげました。

舗装道路を歩き相模湖駅を目指して歩いていると、嵐山登山道の標識が…
『いや、もぅいいでしょう』と思いながら、通過しようと思ったのですが…

DSC_2314
後悔しました。相模湖を見下ろす眺めは最高なのですが、疲れてヘトヘトです。 
なぜ登ろうと思ったのか?自分でも理解できないのですが、小さめのアップダウンをこれでもかって程に浴びせられて、グロッキー寸前での登頂となりました。
悲鳴をあげ続ける膝をなだめながら、相模湖駅へと戻りました。

IMG_20220410_102137_947~2
何だかんだとありましたが、終わってみれば楽しく歩くことが出来ました。
やはり丹沢の山々は見所が多くて、素晴らしい場所だなぁと思いを改めました。いい感じにヘトヘトとなったお陰で、晩御飯を美味しく戴く事ができました。

丹沢主脈の山々と嵐山の坂に感謝であります!

kuntakinte1980 at 11:52|PermalinkComments(0)